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滋賀県立大学 全学共通教育推進機構

【 清水利宏博士(英語学)英語スピーチ相談室 】

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「英語プレゼンテーション(public speaking)」における3つのヒント (おわりに)

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(まとめ) おわりに


以上、3つの項目にわたって、英語プレゼンテーションにおいて大切な点を見てきました。「シンプル」で「論理的」に「語りかける」ことの大切さを理解してもらえたことと思います。当然のことながら、優れたプレゼンテーションが、発表者の「オリジナリティ」に支えられているということは言うまでもありません。プレゼンテーションにおいても、発表内容が他人の 言葉や研究成果の「引用」なのか、自分自身の「独自の見解」なのかの違いを常に意識してください。引用をする場合には、スライドであれば必ず出典を明記し、過度の引用を避けることが大切です。意図せず、 盗用や剽窃(Plagiarism)の疑いを持たれないよう配慮してください。

 最後に、英語によるビジネスプレゼンテーションでカリスマ的な存在であったSteve Jobs(Apple 元CEO)のビジネスプレゼンテーションに触れておきます。彼のプレゼンの様子はYouTubeなどでも視聴できますが、その姿は、ここで紹介した要素を高いレベルで実現した優れたお手本であるといえます。ポイントを絞ったテーマの選定、シンプルな論旨の構成、分かりやすい言葉選び、聴衆へのパーソナルな語りかけ、アイコンタクト、ワイヤレスのスライド操作など、どれも皆さんの参考になるはずです。詳細については、彼のプレゼン映像を観た後で、Carmine Gallo著、The Presentation Secrets of Steve Jobs (McGraw Hill)を読んでみてください。きっと新しいヒントが得られることでしょう。英語学習を兼ねて原書で読むことを勧めますが、翻訳本(井口耕二 訳『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』日経BP社)も出ています。

 また、英語プレゼンテーションに関する一般的なヒントについては、Scott Berkun著、Confessions of a Public Speaker (O’Reilly Media)が参考になります。「お客さんが自分に注目してくれない」といった誰もが悩むポイントについて、著者が実践的なアドバイスをしてくれます。こちらも、翻訳本(酒匂寛 訳『パブリックスピーカーの告白』オライリージャパン)が出ていますので、一読を勧めます。

 確かに、プレゼンテーションには「習うより慣れろ」という側面があるかもしれません。しかし、シンプルかつ論理的で、滑らかな「語り」のようなプレゼン技術の習得(体得)には、やはり知識と戦略が伴った訓練が必要です。日本人なら誰でもアナウンサーのごとく話せるわけではないように、英語のネイティブスピーカーにとっても、プレゼンテーションというのは実は「苦手」なものなのです。私たちは、外国語である「英語」を駆使してプレゼンテーションに挑戦するわけです。日ごろから“The art of public speaking”をモノにするための努力と経験を積み、第2、第3のSteve Jobsのようなスピーカーになりたいものです。

 

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