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武庫川女子大学 英語文化学科/英語キャリア・コミュニケーション学科

【 清水利宏博士(英語学)英語スピーチ相談室 】

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「英語プレゼンテーション(public speaking)」における3つのヒント (その1)

〜 授業課題やお仕事で 英語プレゼンテーション をされる皆さんへ 〜

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(1) シンプルであること。

 

優れたプレゼンテーションはとてもシンプルです。導入(introduction)、本文(body)、結論(conclusion)を通じた論旨の構成が明確で、スライドのデザインも極めてシンプルであるべきです。プレゼンテーションをするわけですから、「何か伝えたいこと」があるはずです。何か伝えたいことがあるはずなのに、結局「何を伝えたいのか」が分からないまま終わるプレゼンが案外多いものです。皮肉なことに、ほとんどの場合、発表者本人はその失敗に気づいていません。ここで注意すべきことは次のふたつです。

 

1)伝える「内容(メッセージ)」をシンプルにする。

 シンプルなプレゼンを実現するためには、まず内容がシンプルでなければなりません。あなたは、プレゼンで伝えたい要点を30秒で説明できますか? 誰にでも分かりやすい、簡潔な英語で、短く言い切る訓練をすることが大切です。発表者自身が短く整理できないことを、聴衆が頭の中で整理できるはずがありません。“In short, …”から始めて、30秒で言い切ってみてください。そのメッセージが、あなたのプレゼンの「骨」になります。骨があるからこそ、次に論旨の「肉付け」ができるのです。骨のない肉は、いわばプレゼンの「ぜい肉」ですから、プレゼンテーションを計画する際は、いつも「要するに…」と、何度も自分に問いかけて、その要点を最後まで見失わないでください。30秒で整理した言葉を、さらに短く「5秒」に短縮してみれば、それが最適な演題(title)になるはずです。

 

2)伝える「方法(スライドデザイン)」をシンプルにする。

 内容がシンプルになれば、次は「伝え方」をシンプルにします。PowerPointを使う場合、(1)文字は大きくし、(2)背景は華美にせず、(3)アニメーションは控えめにすることです。発表会場に必ず100インチの 大型スクリーンがあるとは限りません。(企業の会議室にあるような)プラズマディスプレイでも見易いように、文字は30ポイント以上の大きなフォントを使い、ホワイトスペース(スライドの文字や図のない部分)と文字のバランスを考えます。どのような場合でも、1ページに多くの情報を入れすぎないように心がけてください。にぎやかな背景や、激しいアニメーション効果の使用も控えます。

 シンプルなプレゼンテーション技法については、Garr Raynolds著、Presentation Zen: The Video (Voices That Matter)というDVDがとても参考になります。発表方法がシンプルだからこそ、その内容が引き立つということを忘れないでください。プレゼンで伝えるべき「内容」よりも、スライドそのものが目立ってはいけません。スライドの華やかさで、論旨の欠点がカバーされることはまずありません。

 

その2 「論理的であること」 に続く
 

 

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